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童話、イラスト、物語だけを語ります。 個人的なことは書きません。 純粋に物語だけのブログです。
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佐井花烏月(さいかうづき)
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佐井花烏月(さいかうづき)ともうします。

ここのブログでは
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2011/06/06 (Mon)
 「気になるんだ?二人が」

ヒカルさんは、また、悪巧みを成功させようとしてる子供みたいににまにま笑い、

「なら、あの中に入っていけばいいのに」
「できないんですよ…すずさんをおこらせちゃったから……」
ヒカルさんさんから顔を背けてすずさんと真一郎さんの様子を見つめる僕。

その僕の後ろからヒカルさんは、僕の耳元に口を近づけて、

「キスしたとか?」

ぼくは図星をつかれてビクッと肩を震わせた。

「ど、どうして……わかったんですか……?」

どうしてバレたんだろう?
その反応を見て、ヒカルさんのほうが驚いたようだった。

「オカマの感。って、ほんとに?本当にあのすずさんにキスしたの?」

「こ、声が大きいですよ!」
声を殺して注意をする。

「 ごめんごめん、じゃあ、更衣室いこう…」

隠れて更衣室へ行くとき真一郎さんはちらっとこちらを見て、ウインクをした。
その合図はいったい何の合図なんだろう…?とにかく、すずさんには気付かれずに移動できた。

「へぇ~あのすずさんにキスしたなんて、武勇伝だぞ!」

武勇伝?どうしてそうなるんだろうか?

「おれなんか、すずさんにキス迫ったら、金的攻撃されて、オカマじゃなくてニューハーフにされるところだったんだぞ!」

「それこそ、すずさんの武勇伝ですよ……」

金的攻撃……そんな恐ろしいことをすずさんなら躊躇わずにやるだろう。
僕は青ざめていた。平手打ちで済んで良かった…
ヒカルさんは興奮ぎみに目を輝かせて言う。
一矢報いたと言うような感じなんだろうか?

「……実はヒカルさんとの関係を誤解して……嫉妬して…キスしちゃったんですけど…」

言うのが恥ずかしかったが、もしかしたら、今のヒカルさんなら、僕の味方になってくれるかも知れないと期待があった。



「そのあとは…?それ以上やっちゃわなかったのか?」

そんな下品な言葉を使うのはちょっと気が引けたので、しばらく、黙ってから言葉を続けた。

「すずさんに打たれて…冷静になって、とんでもないことしちゃった事気付いて逃げてきちゃったんです……」

恥ずかしさと申し訳なさで俯いて白状した。

「つまんね~そんなんで逃げたのか?」

ヒカルさんは呆れたようだった。

「つまんないことですか?」
「謝ればすむことじゃん、そんなこと」
「僕とすずさんにとってはそんなことじゃないんです!だって、約束やぶっちゃったわけだし…そういうことしないって約束…」
「約束はやぶるためにあるもんなんだぞ」

けろりとそんなことを言う。
「そう言う不実なことは嫌いです。」

僕はヒカルさんを睨んで言う。そんな不実なことをいうなんて、軽蔑してしまう。

「ホストだしね、仕方ないと思ってくれ。」

ホストだと仕方がないのか?真一郎さんもそうなのかな?


「ま、事情はわかった。本当に鈴さんのことが好きなんだなあ……たんなる若手のヒモだとおもってたけど…」
「むしろ、ヒモになれたら…」
そう小声でつぶやいた。

ヒモは一応恋人どうしに使う言葉だと、僕は思っている。
まだ警戒し、フテクしてる僕の頬をぎゅっとつねって、笑顔の形にし、

「そーゆー顔するなって!お前の気持ちはわかったし、味方してやるか 
らさ、元気出せ?」

ヒカルさんは意地悪だと思ってたけど(意地悪は変わらないけど)兄貴分といった雰囲気に僕は一気にヒカルさんへの警戒心が解けた。

「ホォンチョニ!?」
「恋のキューピットになってやる。
だって、すずさんはお前のこと……」
「へ?」
「なんでもないよ!それより、まずはあの二人の邪魔をする事だね」

ヒカルさんはキラリと目を光らせた。

本当はヒカルさんとすずさんの邪魔をするはずだったのに、ヒカルさんが僕の味方になって真一郎さんが恋敵になるとは全く考えてもいなかった…

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