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童話、イラスト、物語だけを語ります。 個人的なことは書きません。 純粋に物語だけのブログです。
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佐井花烏月(さいかうづき)
性別:
女性
職業:
一応漫画家?
趣味:
漫画を描く事
自己紹介:
佐井花烏月(さいかうづき)ともうします。

ここのブログでは
イラスト付童話や小説を制作していこうと思ってます。

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2018/09/20 (Thu)
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2016/09/11 (Sun)
「雪……好きだ……」
腕の中に優しく私を抱きしめて、耳元て囁く……

出会って一週間。
どうして、晴房さんのことを受け入れてしまったのか……

子供が欲しい……
と思っていたのは確かだった。

李流はもう、私の手から離れたようなもの……

私の人生は李流を立派に育てること……それが生きがいだったのに。

李流がよく出来た子で母として嬉しい。

でも
私の人生の目標を失った魂は空洞になって行った。

そんな時、晴房と出会ってしまった。

プロポーズも

子供を作らないか?

……私が欲しいと思った言霊だった。


夜、内緒であっているうちに、彼、晴房さん自身、子供のように感じることがある。
私に甘えてくれる。

私も彼に甘ている……

こんな恋愛はじめてかもしれない。

李流の父……最初に好きになった人は、他に好きな人がいた……その存在に負けられなくて、許嫁の立場を使って彼の好きな女を負かした。

それが心地よかったのかも知れない。

ホントの愛を知らなかった……
李流に対しての母性愛しか私は知らなかった。
それ以外要らなかったのに……


雪は柔らかい。
表情も心も体も……

どうして出会ってしまったのか……

李流の母に挨拶したかっただけなのに。
直感で好きになってしまった。
この女と子供を作りたい……

李流のような出来た人間を作りたい

と思っただけだったのこもしれないが、

はじめて雪……女というものを抱いた。
何も知らなかった。
人は血を通う生き物ということを心臓の音が重なる貴さを、温もりを……愛しさを
今まで知らなかった。


今まで容赦なく処罰してきた人にも、この様な温かさを持っていたのだろうが?

持っていたとしても、祝皇を害する者は許さない。

もし、雪が陛下を殺そうとしてもか?

有り得ないけれど、絶対とは言えない。

もしそうだとしても愛してもいいのか?
魂の元神が赦してくれるだろうか……
私が手を下す前に雪に下されたらどうしょう……

その前に……元神の元に還る

私がいなくても

私と雪の子が、雪の生きがいになってくれると思うから

いつも以上に激しく抱く。
雪も晴房の焦燥感を受け止める。

「どうか、私の子供を産んでくれ……」

愛してるから……という言葉を……罪のようで言えない……

神に背いて愛してるという言霊を言えない……


その代わり、言霊に出来ない結晶を雪に上げるから……

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2012/11/09 (Fri)
愛姫は俺のことをどう思ってる?

政略結婚…親に決められて夫婦になった…

恋や愛や分からない内から夫婦に決められた…

あまつさえ愛姫…お前は人質という身分だ…

お前の命がかかっている…

なのに、安心しておれの腕の中で眠る愛姫。

まだ幼さの残る妻をそう思いながら覗き込む。

今日は初めて床を一つにし、すべてをさらして触れあった。

もう3年もそばにいたのに…こんなに触れあったのは初めてだ。

楽しいことも苦しいこともともに感じて来れた…
とても愛おしくて守りたい存在だ…

だけど、ただそれだけの関係じゃない…

純粋な夫婦、裏も表もないとうわけではない…家に縛られている。

おれといて窮屈ではないか…?

本当におれのことを愛しいか?

本当は故郷に帰りたいのか?そう疑問が浮かんだ…
そっと細い首に手を触れる…このまま力をいれたらお前は死んでしまう 
だろう…
簡単に…
この手で手折っておれだけのものに本当におれだけのにしてしまいたい…
狂気に似た愛しさを抱く。
このまま死んで…おれも死に、今生ではなく…

来世で純粋な関係を築きたいと思う。


それはとても愛おしいから…ただただ…しがらみのない愛が欲しい…

「政宗…さま?」

あわてて手を引っ込める。
「なんだ?」

ふふっと微笑んだ愛姫を見つめる。

「私は田村家に生まれて…姫でよかった…」
「は…?」

分けがわからなくて眉をひそめる。
「だって…そうじゃなきゃ…あなたと夫婦になれなかったから…出会うことすらなかった…だから…よかった」

どうやら愛姫は俺とは逆の考えのようだ…

俺が抱いている不安をきっと愛姫も抱いていると思ったのに…

ふっ…

と俺は自分を嘲るように笑った。

深刻に考えるだけ損だ…
愛姫が幸せならいい。
おれの不安はその言葉で消え、愛姫が愛おしくて、抱きしめて、唇をかさねた…

このさきおれは愛姫以外の女をモノにしようとも…
愛姫ほど特別な関係だとは思えない…



どんな女と巡り会おうと…




だから、愛姫以外の妻を動物や魚の名前で呼んでいる。

ただ愛おしいのは
愛姫だけだから…

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2012/11/09 (Fri)

私はしゃべっていた。しゃべる人形になった。
けれど、昔はいっさいしゃべらない
ただ、キレイなはやりモノの服を着て皆の憧れを浴び続ける人形。
それでいい。
それでいいはずだったのに。
私に話しかけてくれる人がいた。
それは、私の服を着せてくれるディスプレイの人。
いつもいつもご苦労様、キレイだよ。っていってくれる。
満足げな表情で私を見上げてくれる。
それがとてもうれしかった。
ありがとうっていいたかった。
けれど、私はしゃべれない。声を持たない。だから言えない。
でも私はいつもいつもその人に感謝してる。
私が存在していることを誇らしげにしてくれるから。
けれど私はばらばらに壊されてしまった。
新しいマネキンが来たから。
私はもう不要になったのだ。
新しい人形が私の代わりになってあの人の表情を独り占めする。
消えてしまいたい。すべて。こんなみじめな自分はいやだ。
ずっと心の中でしゃべっていたつもりだった。
けれど、魂の宿ったらしい私はマネキンだらけの人形の不気味な部屋で
私は口を動かして怨み辛みを口から吐き出す。
そのことが人々に伝わり私は奇異の目で見られる。
見られている。
それが気持ち良い。
私はしゃべれないマネキンではなくなり、人の目に付くようになった。
マネキンとしては本望な存在感…あなたもぜひ私をみて、その目で私を 
見つめて…
それが私の存在意義だから…

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2012/11/09 (Fri)
一度
大切な記憶を私は落としてしまった。

私の記憶と
行動の指針に大切なもの

奇跡的に戻ってきた記憶は相手から勝手に入ってくるようになった

それに対して取りあえず適当に応対してみた


おおっ
久しぶり
元気にしてたか?


誰だろう?



俺だよ
忘れてしまったのか?

マジで!

同じクラスだったじゃないか!

まぁ
それだけだったけどな


なぁ
金貸してくんねぇ

今やばいんだ




何だよケチっ!





勝手に話しかけてきて勝手に去っていった。


そんな人物の記憶なんていらない。




たすけてくださいっ!

いま知らない誰かに拉致されて

あなたでも良いです
お金だしてくださいそしてたすけてください






そのご

この人がどうなったか知らない。


ある日手紙が来た


あなたはハワイ旅行が当たりました

おめでとうごさいます

こちらへ

お返事ください








いらないし…

知らない人から甘い誘いに乗る私じゃない




あなた

一体どこにいるの

連絡くらいしなさいよね

親に心配させるんじゃないわよ


親…

本当に?

信じられなくて

出なかった。


記憶は

思い出は

情報だ

私は直接人と接したくない

特に使うのはネットメールのみ

人との関わりは持たない

携帯が
私の記憶
個人の情報

その携帯を落とした

きっとすべて情報を取られた…


これからすべて
一からやり直し

親の携帯電話番号くらい登録はするか…

おわり

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2012/11/09 (Fri)
観光バスがパーキングを出てすぐ高速道路でバスジャックにあった。

バスジャックは青白い顔とひょろっとした体格の男だ。
目がもうヤバい感じにいっちゃっている。
手に、刃の長い包丁を持っている。
男は包丁の刃をぺろりとなめながら、

「この中で最も強いのは俺だぁ~逆らうやつは殺すぞ~」

私はパニック状態だった。
恐怖が感じられて声を発することもできない。

きっと一緒にバスに乗っている人も同じ心境だろう。

だが一人だけ格闘家を目指す弟が隣の窓側でスヤスヤと眠っている。
全く小学生だと思えない程に体格が良い。
この弟、寝てしまうとめったなことでは起きない。

私は何度も体を揺すって起こそうとしたが、揺すられているのが揺り籠のように気持ちが良いのかどんどん深い眠りにおちいっるようすだった。


(あああ~~!バカ!早く起きなさいよ!こんなやつあんたなら一発なんだから!)

と、焦っていた私と対照的に冷静なおじさんが冷静な声で男をなだめに 
かかる。

「君落ち着きなさい…そして。その包丁を……」

「おれに逆らうなといっただろう!」

グサリとおじさんは包丁でさされてしまった。
おじさんはうつ伏せにバタリと倒れて動かず血が床にじわじわ滲み出ている。
本当に刺すとは恐怖がます。
だけど今がスキかも知れない。

彼は本当に刺してしまったことに自分でも驚いているのか?血で濡れた手を見て呆然としているようだった。

そのすきを狙ってエイ!っとその男に抱きつき取り押さえれば…

そのすきを狙ってエイ!っとその男に抱きつき取り押さえれば…

エイっとすぐそばにいた勇気ある男性が取り押さえたが、バスジャックは腰を取り押さえられた腕を包丁で刺した!
ギャッと悲鳴を上げてのたうち回っているその人の腹に包丁をまた突き刺した。男性は少し呻いて動かなくなった。
死んでしまったらしい…第2の犠牲者である。

あわわわわわ!私が考えた作戦もダメぇ~!?
こうなったら、みんなで一斉に取り押さえれば恐くない!

「みんな!一斉に押さえ抱えるのよ!」


わー!
と、みんなでとり押さえる想像をする…
「みんな!みんなでおそいかかるぞ!」

と若い男性がバスジャックに一人で取り押さえにかかる。
だが、
みんな腰が抜けていて席から立つことができず、三人の犠牲者が!

うう…現実の恐怖から皆実行に移せないのだ。
みんな黙って、犠牲者が増えるのを見ているしかないのか……
しばらく沈黙がながれ、運転手がパーキングに入ろうとすると包丁でおどされ、なかなかバスはとまらない…助けもこない…血生臭いさと死者と恐怖の中、私達は緊張状態だった。

黙っていれば、動かなければ殺されないと…思ってずっと微動だにしなかった。
だけど、バスジャックは恐ろしいことを言いだした。


「こうなったら、五分に一人ずつ殺してやる!フハハハハハ」

きゃ~~~~~!いや!!!誰か、はやクバスジャックされていることに気付いて助けにきてよ!!
男はジロジロ一人ずつ見ながら後部座席の方までいく。

運転手がまたどこかでバスをとめようとしたらヤバいので前の方にいそいでもどってくる。
そこから、また皆を見下すようにじろじろ選んでいる。
誰を殺すが吟味しているらしい。

そんな緊張状態にたえられなくなった、子供が恐怖の余り泣き出した。

「こわいよ~こわいよ~~~~!」
もう大声である。


こっちだって大声で泣きたい!

「うるせい!クソガキ!お前から殺してやる!」

殺気立った目をギラギラさせながらその子供に近かずく。
いたいけな子供まで手にかけるのか!?
「このバスから投げ出してやる!」

母親は子供を必死に守る。その母親を包丁で薙ぐ。

ああ!これで四人目!
子供はぎゃーぎゃーと叫ぶ!
子供を皆の前で投げるところを見せるためか前の方の座席の窓から投げようとするためそこまで移動する。
私の横を通り過ぎる。
だが私はとっさに男の腕をにしがみついてしまった!


(ああああ!私は何を!)

心の底にある正義感が私を動かした。

「なんで、そんな事をするの…?や…やめなさいよ!」

「指図するんじゃねぇーーーー!」

包丁が私の頬をかする。シートに包丁が刺さった。

一瞬殺されたかと思って頭が真っ白になったが子供の泣き声で我にかえった、とても恐ろしい!
心臓の音がくらいドクンドクンバクバクと聞こえ、体がガタガタと震える。

隣に寝ている弟が目覚める気配がした。弟にバスジャックは気がついた。

「こんな状況になってものうのうと寝ているとは!気にくわねぇなぁ~!」

弟の一八〇センチもある長身と屈強の男風の体格を睨みながら憎々し気に言う。彼はどう見てもアキバ系のオタクでひょろっちい男に対して、弟は屈強の男風である。
嫉妬心が湧いたらしい、男は殺気をみなぎらせて叫ぶ。

「俺の方が今は最強に強いんだ!お前のような男だって殺すことができるんだぞ!」

といい寝ているこう見えても小学生の弟の心臓をめがけて包丁を振り上げた!


「きゃーーーー!」
私は思いっきり叫んだ!
「うるせーな!!!」

と弟は不機嫌な声をあげると、バスジャックの頭を片手で鷲掴み、包丁を奪い取り捨て、腹部に拳を数発入れ、最後に頭を殴りつけて投げ飛ばした。

バスジャックヤローはバスの大きなウインドウに体を打ち付けて気絶した。
恐怖からの呆気無い解放だった…

「ん?なんだ?この血まみれのバスは?」
完璧に目覚めた弟は何が起きたか分からない様子だった。

警察と救急車が私たちを保護しバスジャックを逮捕した。
バスから降りると弟に私は簡単に説明をしてやった。

すると弟は、

「オレってやっぱり最強に強い男だなぁ~はっはっは!」

とテレ笑いしながら自我自尊している。そんな弟をみて私は腹が立った…


「テメーが早く起きネェーからこんな目にあったんだろうがぁ!」

弟の急所を蹴り、エルボを食らわし、みぞおちに蹴りを数発入れ弟をのした。

「うわ~ん!ネェちゃんが虐める~!たす…けて……」

そんな姉弟をみた誰かが呟いた。

「最強者は君だ!」と……


終わり

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2012/11/09 (Fri)
ここはどこ?

私がいる場所は
真白い壁の部屋に
アクセントのように壁の上下に青い縁取りを囲んだ清々しい部屋

その青い縁取りと同じ青い扉に
青いトランプの柄をした絨毯

そのして
黄色い円形のテーブル

こんな部屋みたことない
知らない

けど




不思議の国のアリス


イメージがわく


なら

私は


アリス


になるのか



テーブルの上にはパンと飲み物


飲めや

食えや

しなくては
前に進まないと言うこと?

先に進めばまた
奇っ怪な出来事に遭うというのに

はっきりいって
私はアリスじゃない

物語もうろ覚えだ

それなのにアリスを演じなくてはいけないのか

目の前にある
食物を私は睨む


私が主人公のアリスなら
ぜったいに食べない

飲まない

だって食べたら大変な目に遭うから

後悔するに決まってる。
回れ右をして
私は青い扉をあけた





水を頂戴!

水をっ!

そこにある水を!!


凄く痩せた渇きに渇きまくった
ミイラが目の前に現れた

余りの驚きに扉をバタリと閉める

驚きに胸がドキドキとなる
合わせて激しく息をする

あれはなに?
怖い

でもあんなに
飲みたいなら

あげても良かったのではないかしら


冷静になれば良心がわく



けれど
あの必死な姿を見るのは怖かった。

だって、ミイラに近い程にやせ細って目が血走っていた

水がないって言ったら私の血を吸い取りそう

でも水はこの部屋にある。
これをあの人にあげろということだろうか?
そうすれば

この奇妙な部屋の世界から出られる…

そんな気がしてきた

こわいけれど、勇気をだして
片手に水を持ち再び扉を恐る恐るあける…




あげたい…
あげなくては…っ!

私はだんだん必死になる。

でも扉がなかなか開かない!!
なんで!?

「狭いんだから無理矢理開けないでっ!」
どこかくぐもったようなたぶん女の人の声が叫んだ。

さっきのミイラのようなキイキイ声と対照的だった。
僅かに空いた扉から見えたのは
とてもどっぷりと太った巨人の女だった。

口元からよだれがでて、大きなお腹からはぐうぐうと地響きのように部屋に振動をつたわせた。

さっきの…ミイラがこの巨体になった?


不思議な国のありすなら、大きくなったり小さくなったりするのに…

私以外がミイラにデブになるなんて…客観すぎるアリスの世界

私自身が客観視しているからだろうか…

「あんた…そのへやからおいしそうな匂いがするわね~私に頂戴よ…」

いやしげにぺろりと自らのよだれを舌で拭う。

そして大きな指が扉の隙間から入って来た!!

思いっきりしめようとしたけれど、その隙間から
さっきのミイラの女があらわれて、とっさに私はテーブルまで逃げた。
じりじりとミイラは水を狙ってくる…
いや…私を狙っているのかもしれない…
きっとこの手にある水だけじゃ足りないと考えていそうな目だ

デブの指も引っ込んだとおもったら、顔の半分がドアの向こうから瞳をのぞかせている




そして…だんだん私の意識…
途切れた感情思考がこの危機を乗り越えるヒントを導き出す。

二人は異常にこの水とパンを狙っている
そしていまは
私自身を狙っている…

彼女たちが求めるものは願望

飲食に隠された異常な求め方…
そして私を見つめる姿…

今の私は私自身の望んだ姿…

だってここは
夢の世界…

そしてこの二人も私自身…

二人の気持ちも共通して痛いほど目に見えて表れている
感じ取れてしまっている…

私は二人と対象に食に関心が全くない…
最初にここに来た時アリスのイメージの
前に食べることを拒絶した…

ここから出るということは現実へ戻る事…

現実の私がどうなっているか全く思い出せない…

それが恐怖でもあるけれど、
この危機から乗り越えるには

これしかないのだ!

テーブルに合った

パンを口に必死にほうばる。

喉にパンが詰らないようにバランス良く
水を飲み干した。

必死でもなぜか、このパンがとてもおいしく感じ
水の冷たさ柔らかさが優しく喉を潤す…

ああ…
おいしい…
スッと体に澄み渡っていく…

全て食べ終わったとき
幸せ感と満足感に意識が途切れた…


次の日
目を覚ませば
またもや
さっぱりとした部屋にいた。

真っ白の天井に白いベット
薄青い病院のカーテン…

ベットの両脇には白い服を着た先生と
涙にぬれる母が私を覗き込んでいる…

ああ…
帰ってこれた…

記憶もどうしてここにいるのかも思い出した・・

私は極度の拒食症で倒れてしまったのだ…

夢の中のミイラ程に細い腕ではないが
細い管が黄色い栄養を含んだ点滴を流し込んでいる…

テーブルの色・・・

あれはあの夢は現実と繋がった夢…
その夢を私は忘れなかった・・・

もう水を飲んで喉に手を突っ込んでは物を吐こうとはおもわない


今日与えられたご飯と飲み物はキチンと飲む事
それが出来るようになった事すら感謝


適度に食べた時の満足感と潤いを忘れない
…忘れてはいけない事…



あの夢の部屋にはもう戻りたくないけれど

心に残る不思議な夢の部屋…

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2010/10/24 (Sun)

世界の文明が崩壊し、昔の文明はゴミの山から見つかった。

それは黒く四角い箱にガラスがはまっているごみだった。

四角のかたまりだけれど丸いボタンがいくつか付いていて、押してみると黒いガラスが明るく光り、中からスーツ姿の人が現れた。

「スイッチを押してくれあなた!
私を拾ってくれてありがとうございます!
私は九十年代に作られたテレビです。

文明を忘れたあなたにこの素晴らしいテレビについてせつめいしましょう!
テレビとは世界の人々に様々な情報を伝える電気機械です。

世界の出来事をその場にいて、知ることが出来、想像した物語を放送し、人々は、娯楽として楽しみ、欲しいものも、知りたい物も、知りたい知識もテレビを通じて得ることができた一家に一台あった文明機械なのです。


テレビの中にいる人は楽しげに説明をする。

この人がどうして箱の中に入っているのか不思議でテレビを持ち上げたり回してみる。

「私は電波でテレビに映っているだけです」

電波……?
それは、どういったものだろう?

「電波は赤外線より波長の長い電磁波のことでテレビがその波長をキャッチすることによって画像が映るのです。
そのエネルギーを人々は利用し、生活をしていました。

それは平和な使い方ですが、平和ではない使い方をするひとにより文明がほうかいしてしまったのですね・・・」


ミサイルとか原爆でこの世界は、文明は崩壊した…

子供の私が生きていくには大変な世界…

テレビの中の人はさっきまでの明るいだけの話し方ではなくやさしく語る。

「けれど、以前の文明より素晴らしい文明・文化をあなた達なら創れると信じています。
なぜなら、私が電波を送っている場所は未来からなのですから!」

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* ILLUSTRATION BY nyao *