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佐井花烏月(さいかうづき)
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性別:
女性
職業:
一応漫画家?
趣味:
漫画を描く事
自己紹介:
佐井花烏月(さいかうづき)ともうします。
ここのブログでは
イラスト付童話や小説を制作していこうと思ってます。
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2012/11/09 (Fri)
短編小説
愛姫は俺のことをどう思ってる?
政略結婚…親に決められて夫婦になった…
恋や愛や分からない内から夫婦に決められた…
あまつさえ愛姫…お前は人質という身分だ…
お前の命がかかっている…
なのに、安心しておれの腕の中で眠る愛姫。
まだ幼さの残る妻をそう思いながら覗き込む。
今日は初めて床を一つにし、すべてをさらして触れあった。
もう3年もそばにいたのに…こんなに触れあったのは初めてだ。
楽しいことも苦しいこともともに感じて来れた…
とても愛おしくて守りたい存在だ…
だけど、ただそれだけの関係じゃない…
純粋な夫婦、裏も表もないとうわけではない…家に縛られている。
おれといて窮屈ではないか…?
本当におれのことを愛しいか?
本当は故郷に帰りたいのか?そう疑問が浮かんだ…
そっと細い首に手を触れる…このまま力をいれたらお前は死んでしまう
だろう…
簡単に…
この手で手折っておれだけのものに本当におれだけのにしてしまいたい…
狂気に似た愛しさを抱く。
このまま死んで…おれも死に、今生ではなく…
来世で純粋な関係を築きたいと思う。
それはとても愛おしいから…ただただ…しがらみのない愛が欲しい…
「政宗…さま?」
あわてて手を引っ込める。
「なんだ?」
ふふっと微笑んだ愛姫を見つめる。
「私は田村家に生まれて…姫でよかった…」
「は…?」
分けがわからなくて眉をひそめる。
「だって…そうじゃなきゃ…あなたと夫婦になれなかったから…出会うことすらなかった…だから…よかった」
どうやら愛姫は俺とは逆の考えのようだ…
俺が抱いている不安をきっと愛姫も抱いていると思ったのに…
ふっ…
と俺は自分を嘲るように笑った。
深刻に考えるだけ損だ…
愛姫が幸せならいい。
おれの不安はその言葉で消え、愛姫が愛おしくて、抱きしめて、唇をかさねた…
このさきおれは愛姫以外の女をモノにしようとも…
愛姫ほど特別な関係だとは思えない…
どんな女と巡り会おうと…
だから、愛姫以外の妻を動物や魚の名前で呼んでいる。
ただ愛おしいのは
愛姫だけだから…
政略結婚…親に決められて夫婦になった…
恋や愛や分からない内から夫婦に決められた…
あまつさえ愛姫…お前は人質という身分だ…
お前の命がかかっている…
なのに、安心しておれの腕の中で眠る愛姫。
まだ幼さの残る妻をそう思いながら覗き込む。
今日は初めて床を一つにし、すべてをさらして触れあった。
もう3年もそばにいたのに…こんなに触れあったのは初めてだ。
楽しいことも苦しいこともともに感じて来れた…
とても愛おしくて守りたい存在だ…
だけど、ただそれだけの関係じゃない…
純粋な夫婦、裏も表もないとうわけではない…家に縛られている。
おれといて窮屈ではないか…?
本当におれのことを愛しいか?
本当は故郷に帰りたいのか?そう疑問が浮かんだ…
そっと細い首に手を触れる…このまま力をいれたらお前は死んでしまう
だろう…
簡単に…
この手で手折っておれだけのものに本当におれだけのにしてしまいたい…
狂気に似た愛しさを抱く。
このまま死んで…おれも死に、今生ではなく…
来世で純粋な関係を築きたいと思う。
それはとても愛おしいから…ただただ…しがらみのない愛が欲しい…
「政宗…さま?」
あわてて手を引っ込める。
「なんだ?」
ふふっと微笑んだ愛姫を見つめる。
「私は田村家に生まれて…姫でよかった…」
「は…?」
分けがわからなくて眉をひそめる。
「だって…そうじゃなきゃ…あなたと夫婦になれなかったから…出会うことすらなかった…だから…よかった」
どうやら愛姫は俺とは逆の考えのようだ…
俺が抱いている不安をきっと愛姫も抱いていると思ったのに…
ふっ…
と俺は自分を嘲るように笑った。
深刻に考えるだけ損だ…
愛姫が幸せならいい。
おれの不安はその言葉で消え、愛姫が愛おしくて、抱きしめて、唇をかさねた…
このさきおれは愛姫以外の女をモノにしようとも…
愛姫ほど特別な関係だとは思えない…
どんな女と巡り会おうと…
だから、愛姫以外の妻を動物や魚の名前で呼んでいる。
ただ愛おしいのは
愛姫だけだから…
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