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佐井花烏月(さいかうづき)
HP:
性別:
女性
職業:
一応漫画家?
趣味:
漫画を描く事
自己紹介:
佐井花烏月(さいかうづき)ともうします。
ここのブログでは
イラスト付童話や小説を制作していこうと思ってます。
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2012/11/09 (Fri)
ミステリー系
天才医師北条鷹彦先生と、助手の桂は暗い山道を徒歩で往診帰り中だった。
辺りは真っ暗な森の中、照らし出すのは満月と北条先生が持っている懐中電灯のみ。
「センセ~村に一泊してからでも良かったんじゃないですか~」
先生は村に止ることなく次なる患者(まだ予定は入っていないけれど)のため村をおりる決意をした。
山奥の患者の往診に来た時、運悪く車が故障した。
一時間も下れば町に着く。
運動ついでに徒歩に決めたのだけれど帰りがこんなに暗くなってからだなんて……
桂は先生と逸れないように先生の左腕に手を回しギュッと離さないように抱きついている。
大好きな先生に遠慮なく抱きつけることは嬉しいが、辺りの怖さと例の噂で桂の心臓は恐怖でドキドキだった。
「村の人達いってましたよ!ここよく、で、出るってて…」
「妖怪百目が出るってヤツか?」
真面目で現実的なことしか信じなそうない、いかにも私は優秀な医者ですって絵に描いたようなそして美形な先生は四角いレンズメガネをちょっとあげて桂を軽視した。
そんな噂は全く信じていないようだ。
「そんな妖怪怖がってたら、外科医なんてやってない!
「それに、妖怪何ぞこの世に存在するわけがないだろう?桂君は信じているのか?」
「だって百目って!目玉が体中に百個ついてるんですよ!むき出しのヤツが!
先生は悪魔くん観たことないの!?」
「それに、妖怪何ぞこの世に存在するわけがないだろう?桂君は信じているのか?」
「だって百目って!目玉が体中に百個ついてるんですよ!むき出しのヤツが!
先生は悪魔くん観たことないの!?」
私は以前白黒の実写悪魔くんを思い出して怖かったのだ。
その百目とは緑色の巨大の物体に手と足が生えていてその他はしわしわの体つきにそのしわから目がびっしりと詰まっている妖怪だ。
「実写?なんだそれは?たしか、悪魔くんはアニメだろ?可愛いキャラ
クターだったよな。小学校の時好きだったぞ」
先生の百目の想像はビーグル犬のような三頭身ぐらいのキャラクタにかわいらしく目玉が百個位ついているキャラクターだった。
「そんなのは、人間の想像上の生き物で実際には存在しない。怖がるだ
け損だぞ。」
そういい、ゲッゲッゲ○ゲ○~と歌い出した。
先生それは、鬼○郎です……とひそかに桂は突っ込みを入れた。
先生とそんなちょっとオタクな話をしていて怖さが和らいだ。
それに、先生の言葉の雰囲気には説得力があって妖怪なんていないって
おもえて、
「そ、そうですよね、妖怪なんてこの世にいるわけないですよね……」
「だろ?妖怪何ぞよりこわいのは……ん?」
ガザッと音がして桂は先生の腕にぎゃっとさらに抱きつく。
「何か変なものが動いたぞ?」
「ええぇ!!?やめてくださいよぉう!!」
先生は狐か狸か?それとも熊か?野生なんかめったにみられないぞと
とにかくガサッと音がしたほうにライトを向けて
「この辺か?」
ビクッと草やぶが動いた。
そして、ライトに照らしだれたのは……!?
「!」
「!!?」
私たちは息を飲んで体を恐怖のあまり一歩引いた。
泥のようないや、ドラゴンク○エストにでてくる、バ○ルスラ○厶のような物体に目玉がびっしり埋まっていてその一つのしわから赤い大きな舌が出ていた。
あれは、紛れもなく
妖怪百目!!
「ぎやぁああああ!!!」
叫びと同時に百目はサッとヤブの中へ逃げ込んでしまったけれど、
桂はムンクの叫びよろしく悲鳴をあげまさにムンクの世界、世にも奇妙な世界に紛れ込んでしまったのだ!
「せんせい!ねええ!せんせっ!!先生も見たでしょあれがまさに百目です!」
そして興奮と恐怖のあまり先生の白衣をひっぺがす勢いでとにかく、
引っ張って泣いて興奮することしかできなかった。
「妖怪は存在するじゃないですか!!どうしてくれるんですか!!
ええ!?先生!!」
桂は泣叫ぶだけ泣叫んだら落ち着いてきた。
そして、白衣が皺だらけになっても微動だにせず、おどろいた時の位置から動かない先生に気がついた。
「せんせ?…ってやっぱり、先生も怖かったんじゃないですか!」
さっきの恐怖より先生が恐怖のあまり固まってるほうが面白くなって先生の背中をヤ~だッパンと叩いてくすくす笑う。
「ふ…フフフ」
先生は恐怖のあまり不気味な声を出した。
「使えるな……あの妖怪」
だがその不気味な声は恐怖からではなかった。
この笑みはこの笑い声は以前きいたことがあった。
「せっせんせい?」
私はやな予感がした。
先生はメガネを光らせて、
「あれを捕まえれば失明した患者を救えるではないか!!」
「妖怪をドナーにする気ですか!!?めちゃくちゃなー!!」
先生は興奮するようにフハハハハハハハハハハハハと高笑いをしはじめた。
「さ!百目狩りに出発だ!」
さっきまでの真面目で現実的で美形な医者というよりか、幻のツチノコを追いかけるハンターといいう感じだ。
もう現実を見ていない、ドリーマーと化している。
「でも先生!百目って!人の目玉を食べる妖怪で危険ですよ!!」
「なにぃ!?」
ライトを桂の方に向けてさけぶ。
「あの可愛い百目が(アニメ版イメージ)人を襲う悪い妖怪だなんて!?」
先生は変な方向に興奮しすぎている。
「せんせー…じつはすっごくオタクでしょう?よくある懐かしアニメとか
の」
「お前もな、白黒実写なんか観る時代に生まれていたのか?
実写なんて、俺の母と同じ年代がそれ以上だぞ」
桂はギクリと
「さぁ…」
とだけ答えて受け流した。
先生はメガネの左右をつないでるブリッチをクイッと持ち上げて、桂を見た。
「それはさておき桂君」
切れ長の鋭くてカッコいい瞳で私を見つめるけれどそれは大抵、イヤな
予感を臭わせる。
「君しか出来ないことがあるんだ…」
その目は鈍く不気味に光るメガネに隠されるそれが、決定的に成る証拠。
だから逃げようとしたけれどガシッとしっかり桂の肩を掴んだ。
「つかまえた 」
「つかまえた じゃないですよ!遠慮しておきます!ってか痛い!痛いから離して!
いやあああ!」
急所を狙って肩を掴んで強く抵抗できない。
それでも抵抗して逃げようとする桂を先生はぐいっと引き寄せた。
そしてその勢いのまま先生の腕の中に私はいて、先生は優しく私を抱き寄せ耳元で囁くのだ。
「桂君…お願いだ…君しかいないんだ…」
さっきの不気味な声と一変した、懇願するような声はとても優しくてとても好きだ。
しかもこんな状況じゃ尚更ドキドキしちゃう…
「あの妖怪を捕まえれば患者の幸せな笑顔がきっと見られるんだ…それは、君の協力がどうしても必要なことなんだ…手伝ってくれ頼む…」
その声は切なげでキュンと胸が鳴った。
先生は苦しんでる患者をほっておけない優しい人。
患者に優しい先生一生懸命の先生は好きだけど、でも……
「先生の言う通りにするって事はおとりになれって事…じゃないよね?」
「分かっているなら話は早い!」
つづく~たぶん
辺りは真っ暗な森の中、照らし出すのは満月と北条先生が持っている懐中電灯のみ。
「センセ~村に一泊してからでも良かったんじゃないですか~」
先生は村に止ることなく次なる患者(まだ予定は入っていないけれど)のため村をおりる決意をした。
山奥の患者の往診に来た時、運悪く車が故障した。
一時間も下れば町に着く。
運動ついでに徒歩に決めたのだけれど帰りがこんなに暗くなってからだなんて……
桂は先生と逸れないように先生の左腕に手を回しギュッと離さないように抱きついている。
大好きな先生に遠慮なく抱きつけることは嬉しいが、辺りの怖さと例の噂で桂の心臓は恐怖でドキドキだった。
「村の人達いってましたよ!ここよく、で、出るってて…」
「妖怪百目が出るってヤツか?」
真面目で現実的なことしか信じなそうない、いかにも私は優秀な医者ですって絵に描いたようなそして美形な先生は四角いレンズメガネをちょっとあげて桂を軽視した。
そんな噂は全く信じていないようだ。
「そんな妖怪怖がってたら、外科医なんてやってない!
「それに、妖怪何ぞこの世に存在するわけがないだろう?桂君は信じているのか?」
「だって百目って!目玉が体中に百個ついてるんですよ!むき出しのヤツが!
先生は悪魔くん観たことないの!?」
「それに、妖怪何ぞこの世に存在するわけがないだろう?桂君は信じているのか?」
「だって百目って!目玉が体中に百個ついてるんですよ!むき出しのヤツが!
先生は悪魔くん観たことないの!?」
私は以前白黒の実写悪魔くんを思い出して怖かったのだ。
その百目とは緑色の巨大の物体に手と足が生えていてその他はしわしわの体つきにそのしわから目がびっしりと詰まっている妖怪だ。
「実写?なんだそれは?たしか、悪魔くんはアニメだろ?可愛いキャラ
クターだったよな。小学校の時好きだったぞ」
先生の百目の想像はビーグル犬のような三頭身ぐらいのキャラクタにかわいらしく目玉が百個位ついているキャラクターだった。
「そんなのは、人間の想像上の生き物で実際には存在しない。怖がるだ
け損だぞ。」
そういい、ゲッゲッゲ○ゲ○~と歌い出した。
先生それは、鬼○郎です……とひそかに桂は突っ込みを入れた。
先生とそんなちょっとオタクな話をしていて怖さが和らいだ。
それに、先生の言葉の雰囲気には説得力があって妖怪なんていないって
おもえて、
「そ、そうですよね、妖怪なんてこの世にいるわけないですよね……」
「だろ?妖怪何ぞよりこわいのは……ん?」
ガザッと音がして桂は先生の腕にぎゃっとさらに抱きつく。
「何か変なものが動いたぞ?」
「ええぇ!!?やめてくださいよぉう!!」
先生は狐か狸か?それとも熊か?野生なんかめったにみられないぞと
とにかくガサッと音がしたほうにライトを向けて
「この辺か?」
ビクッと草やぶが動いた。
そして、ライトに照らしだれたのは……!?
「!」
「!!?」
私たちは息を飲んで体を恐怖のあまり一歩引いた。
泥のようないや、ドラゴンク○エストにでてくる、バ○ルスラ○厶のような物体に目玉がびっしり埋まっていてその一つのしわから赤い大きな舌が出ていた。
あれは、紛れもなく
妖怪百目!!
「ぎやぁああああ!!!」
叫びと同時に百目はサッとヤブの中へ逃げ込んでしまったけれど、
桂はムンクの叫びよろしく悲鳴をあげまさにムンクの世界、世にも奇妙な世界に紛れ込んでしまったのだ!
「せんせい!ねええ!せんせっ!!先生も見たでしょあれがまさに百目です!」
そして興奮と恐怖のあまり先生の白衣をひっぺがす勢いでとにかく、
引っ張って泣いて興奮することしかできなかった。
「妖怪は存在するじゃないですか!!どうしてくれるんですか!!
ええ!?先生!!」
桂は泣叫ぶだけ泣叫んだら落ち着いてきた。
そして、白衣が皺だらけになっても微動だにせず、おどろいた時の位置から動かない先生に気がついた。
「せんせ?…ってやっぱり、先生も怖かったんじゃないですか!」
さっきの恐怖より先生が恐怖のあまり固まってるほうが面白くなって先生の背中をヤ~だッパンと叩いてくすくす笑う。
「ふ…フフフ」
先生は恐怖のあまり不気味な声を出した。
「使えるな……あの妖怪」
だがその不気味な声は恐怖からではなかった。
この笑みはこの笑い声は以前きいたことがあった。
「せっせんせい?」
私はやな予感がした。
先生はメガネを光らせて、
「あれを捕まえれば失明した患者を救えるではないか!!」
「妖怪をドナーにする気ですか!!?めちゃくちゃなー!!」
先生は興奮するようにフハハハハハハハハハハハハと高笑いをしはじめた。
「さ!百目狩りに出発だ!」
さっきまでの真面目で現実的で美形な医者というよりか、幻のツチノコを追いかけるハンターといいう感じだ。
もう現実を見ていない、ドリーマーと化している。
「でも先生!百目って!人の目玉を食べる妖怪で危険ですよ!!」
「なにぃ!?」
ライトを桂の方に向けてさけぶ。
「あの可愛い百目が(アニメ版イメージ)人を襲う悪い妖怪だなんて!?」
先生は変な方向に興奮しすぎている。
「せんせー…じつはすっごくオタクでしょう?よくある懐かしアニメとか
の」
「お前もな、白黒実写なんか観る時代に生まれていたのか?
実写なんて、俺の母と同じ年代がそれ以上だぞ」
桂はギクリと
「さぁ…」
とだけ答えて受け流した。
先生はメガネの左右をつないでるブリッチをクイッと持ち上げて、桂を見た。
「それはさておき桂君」
切れ長の鋭くてカッコいい瞳で私を見つめるけれどそれは大抵、イヤな
予感を臭わせる。
「君しか出来ないことがあるんだ…」
その目は鈍く不気味に光るメガネに隠されるそれが、決定的に成る証拠。
だから逃げようとしたけれどガシッとしっかり桂の肩を掴んだ。
「つかまえた 」
「つかまえた じゃないですよ!遠慮しておきます!ってか痛い!痛いから離して!
いやあああ!」
急所を狙って肩を掴んで強く抵抗できない。
それでも抵抗して逃げようとする桂を先生はぐいっと引き寄せた。
そしてその勢いのまま先生の腕の中に私はいて、先生は優しく私を抱き寄せ耳元で囁くのだ。
「桂君…お願いだ…君しかいないんだ…」
さっきの不気味な声と一変した、懇願するような声はとても優しくてとても好きだ。
しかもこんな状況じゃ尚更ドキドキしちゃう…
「あの妖怪を捕まえれば患者の幸せな笑顔がきっと見られるんだ…それは、君の協力がどうしても必要なことなんだ…手伝ってくれ頼む…」
その声は切なげでキュンと胸が鳴った。
先生は苦しんでる患者をほっておけない優しい人。
患者に優しい先生一生懸命の先生は好きだけど、でも……
「先生の言う通りにするって事はおとりになれって事…じゃないよね?」
「分かっているなら話は早い!」
つづく~たぶん
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