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童話、イラスト、物語だけを語ります。 個人的なことは書きません。 純粋に物語だけのブログです。
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佐井花烏月(さいかうづき)
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女性
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一応漫画家?
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漫画を描く事
自己紹介:
佐井花烏月(さいかうづき)ともうします。

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2013/04/11 (Thu)
「ほんとに、デートしたことないの?」
 
 慎一郎さんは僕の隣に座ると双子たちは慎一郎さんの膝の上に乗って、僕のほうをみる。
 
「かいとっておくれてるー」
「ようちえんせいでもでーとするのに」
「そ、そうだね。藍ちゃんと蓮くんにさきこされちゃったね」
と苦笑いしながら答える。
「もっと遅れてるのは、すずだけどな」
「うるさい、いいじゃない!常に一緒にいるんだしデートなんかしなくったって」
 とすずさんは断言した。
 
「カイトと暮らしてることが一番楽しんだから・・・」
 自分でいっていてすずさんは恥ずかしくなったらしく、顔が赤い。
 
「デートは別物だよ。いろんな発見あるし、違うところに行ってお洒落して以外な自分を見せられて楽しいんじゃあない?」
「一緒に暮らしてるんだからお洒落しても家でばればれよ? それに・・・」
 すずさんは、うつむくと顔が暗くなる。
「どうせ姉弟にしか思われないし・・・」
「ま、まだ、あの時の事を気にしてたの?すずさん」
「あの時のこと?」
 すずさんは、みんなの疑問の瞳を向けられてさらに顔をうつむく。
 すずさんと両思いになれた次の日、クリスマスケーキの用意を買いにデパートに行こうと、すずさんから誘われた。
 すずさんはちょっと張り切ってか、いつもよりはお洒落していたと思う。
 だけど、デパートの店員に仲のいい姉弟でうらやましいですね。
 みたいなこと言われた。
 すずさんは家に帰ってから「しっつれいしちゃうわ!こんなに似てない姉弟なんてどこにいるってのよ!」
 
 いや、結構いるから・・・と、心の中でつっこんだものだった。
 
 その後も、スーパーに行っても姉弟でお買い物と思われてしまった。
 
「まあ、今はそれはそれで都合はいいけどね」
 と割り切っていたけれど、かなりショックだったのだ。
「ちょっとしたコンプレックスかーすずってナイーブだな」
「すずちゃんてかわいいね」
 ニコニコしながら慎一郎さんは言った。
「カイトより子供っぽいなー」
 ヒカルはあきれた感じだった。
 そんな性格だからなかなか結ばれられないんじゃねー・・・とぼそりとつぶやいた。
 
「だから、デートとかってまだしなくていいと思うもん、カイトが大人になってからで・・・」
 子供のように頬を膨らませてぷいっとそっぽを向く
 
「何言ってるんだよ、そんなコンプレックス感じさせなければいいだけだろう?ね、慎一郎さん」
 ヒカルさんは慎一郎さんに目配せをすると、そうだねとうなずく。
「遊園地の券たくさんあるから、来週行ってくればいいよ。そのかわり、バーに集合な。」
「なんで、バーなの?」
「すずのコンプレックスをなくしてやるためだよ」
 慎一郎さんとヒカルさんはニヤリといたずらな笑みをして僕たちをみた。
 
 何か絶対、企んでいるけれど、デートを演出してくれるんだったら、いたずらでもなんでもいいやと思った。

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