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佐井花烏月(さいかうづき)
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職業:
一応漫画家?
趣味:
漫画を描く事
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佐井花烏月(さいかうづき)ともうします。
ここのブログでは
イラスト付童話や小説を制作していこうと思ってます。
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2011/05/08 (Sun)
すずにひもシリーズ
僕はとってもビックリして、瞬時にソファの背もたれに体をくっつけて青ざめ怯え、激しく首を横にふり拒絶する。
完璧に僕は怯え身震いしている。
「すずさんより、俺を好きになっちゃうかもよ…」
吐息のように適度に低く良い声で耳元で囁く。
危機感と拒否反応が反射的にでて、僕は真一郎さんを突き飛ばしていた。
真一郎さんは、もと座っていた向かいのソファーに計算したように、ばふっと、座る。
「僕は、すずさんとじゃなきゃ!そんな気持ちにはならない!」
本気で、そう言ったものの、語尾のほうではその気持ちが仇になったことを思い、声は小さい。
その反応にクククっと真一郎さんは笑いを殺しているためか顔を赤くし僕の顔を覗き込んだ。
でも、耐え切れなくなって大声を出してお腹を抱えて笑い出した。
「冗談だよ!冗談!!あははははは!本当に面白い子だね!」
といい笑い続ける。「あ…あの……?」
「ごめんごめん、男ならそんな事あるよね、だって男の子だもんね~」
笑いながら僕の背中を叩く。
「だけど、すずちゃんも、さっきのカイトくんのように、ほんとに、理由が分からなかったんだと思うよ。」
「はぁ……」
やはり、義理の妹に手を出した報復だったようだ。
そして、分かり易く僕にハンムラビ法典のように罰した。
真一郎さんは満足したように僕を見て、
「それに君、本当にすずちゃんの事を好きなんだね?」
「はい!それは勿論!」
僕は、勢い良く返事をした。
その返事になおさら満足したのか僕の頭をくしゃっと撫で、
「それでこそ、男だ!心配しなくていいよ、なんとか俺がすずさんとカイト君の仲をとりなしたあげようではないか」
「はい!よろしくお願いします!」
そう返事はしたものの、不安で仕方がない。
真一郎さんが取りなしてくれるといったけれど、いままでの関係ではいられないんだろうなと、不安もある。
それは、当然のことで、報いでもある。
不安も後悔も報いもすべて、覚悟の上でもういちど、すずさんにあって謝りたい。
僕には勇気が足りないけど後ろを向いて、逃げるよりも、前を向いて、今の事態を良くしよう、情けないままよりはマシだと思うことにした。
そう、決意した僕の頭にボフっとまくらが飛んできた。
飛んできた方向から、二人の子供があらわれた。
「パパ!うるちゃい!!」
「うるちゃい!」
「あはは、ごめんね~」
二人は、ずんずんと、真一郎さんのところに駆け付け、ポカポカと、起こされた怒りを行動であらわす姿もかわいい。
そして、どことなくすずさんに似ている。
血が繋がっているからなのか、それともすずさんのお姉さんがそっくりなのかな?
その、行動を眺めていたら、二人同時に、こちらをじとっと見つめる。
「このおにぃちゃんだれ?」
と二人揃って声を合わせ指をさす。
完璧に僕は怯え身震いしている。
「すずさんより、俺を好きになっちゃうかもよ…」
吐息のように適度に低く良い声で耳元で囁く。
危機感と拒否反応が反射的にでて、僕は真一郎さんを突き飛ばしていた。
真一郎さんは、もと座っていた向かいのソファーに計算したように、ばふっと、座る。
「僕は、すずさんとじゃなきゃ!そんな気持ちにはならない!」
本気で、そう言ったものの、語尾のほうではその気持ちが仇になったことを思い、声は小さい。
その反応にクククっと真一郎さんは笑いを殺しているためか顔を赤くし僕の顔を覗き込んだ。
でも、耐え切れなくなって大声を出してお腹を抱えて笑い出した。
「冗談だよ!冗談!!あははははは!本当に面白い子だね!」
といい笑い続ける。「あ…あの……?」
「ごめんごめん、男ならそんな事あるよね、だって男の子だもんね~」
笑いながら僕の背中を叩く。
「だけど、すずちゃんも、さっきのカイトくんのように、ほんとに、理由が分からなかったんだと思うよ。」
「はぁ……」
やはり、義理の妹に手を出した報復だったようだ。
そして、分かり易く僕にハンムラビ法典のように罰した。
真一郎さんは満足したように僕を見て、
「それに君、本当にすずちゃんの事を好きなんだね?」
「はい!それは勿論!」
僕は、勢い良く返事をした。
その返事になおさら満足したのか僕の頭をくしゃっと撫で、
「それでこそ、男だ!心配しなくていいよ、なんとか俺がすずさんとカイト君の仲をとりなしたあげようではないか」
「はい!よろしくお願いします!」
そう返事はしたものの、不安で仕方がない。
真一郎さんが取りなしてくれるといったけれど、いままでの関係ではいられないんだろうなと、不安もある。
それは、当然のことで、報いでもある。
不安も後悔も報いもすべて、覚悟の上でもういちど、すずさんにあって謝りたい。
僕には勇気が足りないけど後ろを向いて、逃げるよりも、前を向いて、今の事態を良くしよう、情けないままよりはマシだと思うことにした。
そう、決意した僕の頭にボフっとまくらが飛んできた。
飛んできた方向から、二人の子供があらわれた。
「パパ!うるちゃい!!」
「うるちゃい!」
「あはは、ごめんね~」
二人は、ずんずんと、真一郎さんのところに駆け付け、ポカポカと、起こされた怒りを行動であらわす姿もかわいい。
そして、どことなくすずさんに似ている。
血が繋がっているからなのか、それともすずさんのお姉さんがそっくりなのかな?
その、行動を眺めていたら、二人同時に、こちらをじとっと見つめる。
「このおにぃちゃんだれ?」
と二人揃って声を合わせ指をさす。
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