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佐井花烏月(さいかうづき)
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性別:
女性
職業:
一応漫画家?
趣味:
漫画を描く事
自己紹介:
佐井花烏月(さいかうづき)ともうします。
ここのブログでは
イラスト付童話や小説を制作していこうと思ってます。
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2011/05/08 (Sun)
すずにひもシリーズ
「そ、そうですか…ごめんなさい…」
気まずいことを聞いてしまった気がして頭を下げて謝った。
「誤らなくていいよ。それに付け足すとしたら、俺はすずちゃんの義理の兄だよ。」
「義理の兄って?」
「俺の妻はすずちゃんの姉なんだ」
「え…え~~!?」
驚きの余り大声で叫んでしまった。
「声が高い!子供が目がさめちゃうだろう」
チョップで軽く僕の頭を冗談で叩いた。
「ご、ごめんなさい。だけど、どうして僕の事知ってるんですか?」
面接で会ったとは言え、全くの初対面である。
そんな僕の驚きに彼は、女子高生がもつようなシール手帳に、僕とすずさんが写ってるプリクラを見せた。
ゲームセンターに遊びにいった時、撮った物だ。
僕には半分も分けてよこさず、すずさんがもっていて、なくしてしまったというシールの一部だった。
どこでなくしたかは、きっとあの、ホストクラブだろう。
シールのフレームはなく、まん中に堂々と、夜露死苦!と書いてあって、僕の顔も半分その豪快な赤文字で埋まってるのによく、僕だと理解できたな…
「君のことはすずちゃんから聞いている通りだね。とっても面白くていい子だ。」
「面白くていい子ですか?」
「ああ、家事手伝いをよくこなすいい子だともいっていたよ。」
すずさんが僕のことをそんな風に言ってくれていたなんて嬉しかった。
だけど、もう、すずさんのところに戻れない…
そう思うとまた、涙が出てきた。
「おいおいどうして泣くんだ?俺、なにか悪いことしたかい?」
「い、いえ…すずさんが僕のことをそんな風に思ってくれていたのに…僕は僕は……」
僕は事情をこの人に全て話した。
すずさんと暮らしていたこと、すずさんへの想い、すずさんに不埒なことをして逃げてきたことまで…
真一郎さんは真剣に僕の話に耳を傾けてくれて、話し終わってしばらくたっても黙ったままだった。
すずさんにしたことを怒ってるのかも知れない、仮にもお義兄さんに当たる立場なんだから…
「僕って情けないですよね……真一郎さんもそう思いますよね…?」
声が掠れて弱々しくなる。
頭を下げていたので溜めていた涙がポロッと落ちた。
男なのに本っ当に情けなさ過ぎる…女々しい…こんな自分がとても嫌いになった。
そんな、情けない僕の肩に真一郎さんはポンと手を置いた。
その気持ち分かると、慰めてくれてるのだろうか?
同じ男同士ならそんな事もあるさと微笑んでくれるんだと思い…
そんな同意を求めるように顔をあげ真一郎さんと目があった…
そして、いきなり、シャツをバッと脱ぎ、さっきまでチラ見えの適度に
鍛え上げられた胸と肩の筋肉ががあらわになる。
「し、真一郎さん!?」
僕は声が驚きのあまり裏返る。
「その欲求、俺が満たしてあげようか?ん?」
挑発するような獲物を見つけたような目で僕を見下ろす。
その瞬間、僕は全身鳥肌と寒気が立った。
ついでに言うと吐き気までしてきた。
ってことは僕は正常な恋愛観の持ち主なんだなんて確認してる場合じゃない。
「そ、そうですか…ごめんなさい…」
気まずいことを聞いてしまった気がして頭を下げて謝った。
「誤らなくていいよ。それに付け足すとしたら、俺はすずちゃんの義理の兄だよ。」
「義理の兄って?」
「俺の妻はすずちゃんの姉なんだ」
「え…え~~!?」
驚きの余り大声で叫んでしまった。
「声が高い!子供が目がさめちゃうだろう」
チョップで軽く僕の頭を冗談で叩いた。
「ご、ごめんなさい。だけど、どうして僕の事知ってるんですか?」
面接で会ったとは言え、全くの初対面である。
そんな僕の驚きに彼は、女子高生がもつようなシール手帳に、僕とすずさんが写ってるプリクラを見せた。
ゲームセンターに遊びにいった時、撮った物だ。
僕には半分も分けてよこさず、すずさんがもっていて、なくしてしまったというシールの一部だった。
どこでなくしたかは、きっとあの、ホストクラブだろう。
シールのフレームはなく、まん中に堂々と、夜露死苦!と書いてあって、僕の顔も半分その豪快な赤文字で埋まってるのによく、僕だと理解できたな…
「君のことはすずちゃんから聞いている通りだね。とっても面白くていい子だ。」
「面白くていい子ですか?」
「ああ、家事手伝いをよくこなすいい子だともいっていたよ。」
すずさんが僕のことをそんな風に言ってくれていたなんて嬉しかった。
だけど、もう、すずさんのところに戻れない…
そう思うとまた、涙が出てきた。
「おいおいどうして泣くんだ?俺、なにか悪いことしたかい?」
「い、いえ…すずさんが僕のことをそんな風に思ってくれていたのに…僕は僕は……」
僕は事情をこの人に全て話した。
すずさんと暮らしていたこと、すずさんへの想い、すずさんに不埒なことをして逃げてきたことまで…
真一郎さんは真剣に僕の話に耳を傾けてくれて、話し終わってしばらくたっても黙ったままだった。
すずさんにしたことを怒ってるのかも知れない、仮にもお義兄さんに当たる立場なんだから…
「僕って情けないですよね……真一郎さんもそう思いますよね…?」
声が掠れて弱々しくなる。
頭を下げていたので溜めていた涙がポロッと落ちた。
男なのに本っ当に情けなさ過ぎる…女々しい…こんな自分がとても嫌いになった。
そんな、情けない僕の肩に真一郎さんはポンと手を置いた。
その気持ち分かると、慰めてくれてるのだろうか?
同じ男同士ならそんな事もあるさと微笑んでくれるんだと思い…
そんな同意を求めるように顔をあげ真一郎さんと目があった…
そして、いきなり、シャツをバッと脱ぎ、さっきまでチラ見えの適度に
鍛え上げられた胸と肩の筋肉ががあらわになる。
「し、真一郎さん!?」
僕は声が驚きのあまり裏返る。
「その欲求、俺が満たしてあげようか?ん?」
挑発するような獲物を見つけたような目で僕を見下ろす。
その瞬間、僕は全身鳥肌と寒気が立った。
ついでに言うと吐き気までしてきた。
ってことは僕は正常な恋愛観の持ち主なんだなんて確認してる場合じゃない。
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