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佐井花烏月(さいかうづき)
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女性
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一応漫画家?
趣味:
漫画を描く事
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佐井花烏月(さいかうづき)ともうします。
ここのブログでは
イラスト付童話や小説を制作していこうと思ってます。
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2012/11/09 (Fri)
オリジナル童話
空は一枚の羽を降らせた。
ふわふわと羽が落ちくてくるのを、待って両手を水を汲むようにくっつけて羽を受け取った。
羽の大きさは受け取った時の手の幅と同じ大きさで、真っ白に輝いていた。
興味半分で受け取った羽だが使い道がない。
彼女の髪飾りにと思ったが、一枚の羽じゃ見栄えが悪い。
大きすぎるし、飾り気はない。
羽に飾りをつければブローチになるかもと、家の中を探したが、良い物が無いどころか散らかっていて埃が積もり汚れている。
ふと、その羽を使って、埃を掃いてみた。
すると、ひと掃きで積っていた埃が綺麗に無くなり新品みたいに輝いている。
しかも羽は埃で汚れず真っ白のままだった。
これは……!
と思い、他の埃が積もっているもの、汚れているものを羽で掃いてみた。
すると、またまた新品同様に綺麗になった。
これは……
魔法の羽だ!
この素晴らしさを皆に見せびらかすと同時に、これを商売にしようと思った。
掃除屋の商売は繁昌した。
大切な貴重品をきれいにしたいという人や、企業のゴミを綺麗にし、再利用品にも使える。
次第に金持ちになったが、毎日、人の埃を掃除するのが面倒になった。
だから一緒に暮らしている彼女にやらせることにした。
彼女はとても掃除好きで率先して埃をとり綺麗にしていく。
俺は社長なので命令をする。
大きい品の端っこに、まだ残っている埃を彼女が行動する前に口出したりする。
彼女は俺の言うことを聞くが、その度ジトっと睨まれる。
なんで睨まれなくてはいけないのか分からない。
社長の言う事を聞くのが陶然だろう。
ある日彼女は言った。
「あなたの埃を掃除してあげましょうか?」
暗い笑みを俺にむける
「俺の部屋は埃一つない。
とても綺麗だ、必要ないだろう」
「いえ……
私の目の前に降り積もった埃いるの…
お金という欲の埃を被り埋もれてしまったあなた自身よっ!」
「?」
意味が分からない。
なので訝しむが、彼女はさっと羽を振り上げて俺の頭を羽が掠めた。
すると俺の体は光だした。
見る間に昔の羽を手に入れる前の俺になる。
服装も髪も貧乏臭い。
人を見下すような荒んだ感情が消えた。
あの頃の…空の青さに目を細め眺めていた、のんびりとした自分に戻った。
彼女は暗い笑みではなく、天使の様に微笑んでくれた。
それだけで幸せな気持ちになることが出来た。
そして今まで汚れる事なく真っ白だった羽が、真っ黒になり埃が散るように消え去った……
ふわふわと羽が落ちくてくるのを、待って両手を水を汲むようにくっつけて羽を受け取った。
羽の大きさは受け取った時の手の幅と同じ大きさで、真っ白に輝いていた。
興味半分で受け取った羽だが使い道がない。
彼女の髪飾りにと思ったが、一枚の羽じゃ見栄えが悪い。
大きすぎるし、飾り気はない。
羽に飾りをつければブローチになるかもと、家の中を探したが、良い物が無いどころか散らかっていて埃が積もり汚れている。
ふと、その羽を使って、埃を掃いてみた。
すると、ひと掃きで積っていた埃が綺麗に無くなり新品みたいに輝いている。
しかも羽は埃で汚れず真っ白のままだった。
これは……!
と思い、他の埃が積もっているもの、汚れているものを羽で掃いてみた。
すると、またまた新品同様に綺麗になった。
これは……
魔法の羽だ!
この素晴らしさを皆に見せびらかすと同時に、これを商売にしようと思った。
掃除屋の商売は繁昌した。
大切な貴重品をきれいにしたいという人や、企業のゴミを綺麗にし、再利用品にも使える。
次第に金持ちになったが、毎日、人の埃を掃除するのが面倒になった。
だから一緒に暮らしている彼女にやらせることにした。
彼女はとても掃除好きで率先して埃をとり綺麗にしていく。
俺は社長なので命令をする。
大きい品の端っこに、まだ残っている埃を彼女が行動する前に口出したりする。
彼女は俺の言うことを聞くが、その度ジトっと睨まれる。
なんで睨まれなくてはいけないのか分からない。
社長の言う事を聞くのが陶然だろう。
ある日彼女は言った。
「あなたの埃を掃除してあげましょうか?」
暗い笑みを俺にむける
「俺の部屋は埃一つない。
とても綺麗だ、必要ないだろう」
「いえ……
私の目の前に降り積もった埃いるの…
お金という欲の埃を被り埋もれてしまったあなた自身よっ!」
「?」
意味が分からない。
なので訝しむが、彼女はさっと羽を振り上げて俺の頭を羽が掠めた。
すると俺の体は光だした。
見る間に昔の羽を手に入れる前の俺になる。
服装も髪も貧乏臭い。
人を見下すような荒んだ感情が消えた。
あの頃の…空の青さに目を細め眺めていた、のんびりとした自分に戻った。
彼女は暗い笑みではなく、天使の様に微笑んでくれた。
それだけで幸せな気持ちになることが出来た。
そして今まで汚れる事なく真っ白だった羽が、真っ黒になり埃が散るように消え去った……
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