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佐井花烏月(さいかうづき)
HP:
性別:
女性
職業:
一応漫画家?
趣味:
漫画を描く事
自己紹介:
佐井花烏月(さいかうづき)ともうします。
ここのブログでは
イラスト付童話や小説を制作していこうと思ってます。
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2012/08/30 (Thu)
すずにひもシリーズ
ズボンのポケットの中で携帯の振動が鳴る。
「ああ・・・時間だ…いかなきゃ・・・」
充分に疲れが取れない体を無理矢理起こして、背伸びをする。
いま工場のバイトは忙しい時期で残業を断ることなく働いて家の事が出来ないでいる。
ゴミ山だらけになった家に申し訳なさを感じる。
しかも、いまホストバーにバイトに行ってご飯をつくるのにすずさんとの楽しい食事を作る事も出来ないなんて…
虚しさと矛盾を感じる。
「でも、すずさんにアンしてもらうには今は耐えなきゃ・・・」
時計を確認すると深夜2時近く。
ホストバーは深夜同じ同業者のホステスさん相手にも商売する事があるので朝6時頃まで仕事がある。
けっこう朝早い仕事なのだ。
もう、この時間はすずさんは寝ているから、ばれないように眠りを覚まさないように、そっと玄関の方へ向かうと
すずさんが仁王立ちで立ちふさがっていた。
「す、すずさん・・・どうしておきてるの?」
いつもなら十時にはねているのに起きている事にびっくりしてしまった。
「明日休みだからよってか休みをもらったのよ」
「そ、そうなんだ・・・」
「こんやも、ホストクラブへバイト?」
「な、なんで知ってるの?」
「ふ・・あんたって馬鹿がつくほど正直ね」
呆れた溜息を吐くすずさん。
思わず僕は俯いてしまうすずさんの顔をまともに見られない。
やばい、すずさんにはこの仕事はダメだって言われると思ったから言わないでいた。
それも罪悪感になっていてすずさんとの会話に少しぎくしゃく感が影響していた。
ホストクラブで調理だけの仕事アルバイトしていると言えど未成年で働かせている保護者としては遺憾だろう。
すずさんがこちらへと近づく気配があって、頭上にすずさんの手を感じる。
思わず殺られる(脳天チョップ)とおもったけれど、優しく頭をなでられた。
「そんなに・・・がんばらなくてもいいのよ」
思わずすずさんの顔を見ると悲しそうな辛そうな顔をしている。
僕の心もすずさんと同じ気持ちになって悲しくなるそして心配になる
「すずさん?どうしたの?何か悲しい事あるの?」
僕の頭を撫でている手を思わずとって胸の前でギュッと優しく握った。
その行動にすずさんの顔は赤くなってそっぽを向きながら
「べ、べつに・・・そんなんじゃないけど。とにかく体が辛くなるほど頑張らなくていいてこと言いたかったの。」
今度はすずさんが僕の顔を見ない。
「でも頑張らないとすずさんを安心させてあげられないから、僕は行くよバイトに・・・」
何時もぎりぎり出勤だからもう行かなきゃ、紫さん一人に厨房を任せることになってしまう。
すずさんの体をそっと押しのけて急いで外へ出ていこうとしたらすずさんが僕のトレーナーの帽子を思いっきり引っ張り首が閉まる。
「くっ!すずさん?僕急いでいかないと」
「行かないでっ!」
顔を伏せたまま泣き声交じりにそういうすずさんの声に何かに胸を突き刺された。
「今・・・とても不安なの・・・とても・・・」
「すずさん?」
床にすずさんの涙が一滴ぽたりと落ちた。
慌てて僕はすずさんのもとへかけより顔を覗き込むように慰めようとする。
だけど、いやいやする子供のように僕を拒否して涙をふく。
「私・・カイトがいるから仕事が好きになったの・・・」
ぽつりとけれどはっきりとすずさんは口にする。
「カイトが家にいるから頑張って仕事をする事が出来るって気がついたの」
ズボンのポケットの中で携帯の振動が鳴る。
「ああ・・・時間だ…いかなきゃ・・・」
充分に疲れが取れない体を無理矢理起こして、背伸びをする。
いま工場のバイトは忙しい時期で残業を断ることなく働いて家の事が出来ないでいる。
ゴミ山だらけになった家に申し訳なさを感じる。
しかも、いまホストバーにバイトに行ってご飯をつくるのにすずさんとの楽しい食事を作る事も出来ないなんて…
虚しさと矛盾を感じる。
「でも、すずさんにアンしてもらうには今は耐えなきゃ・・・」
時計を確認すると深夜2時近く。
ホストバーは深夜同じ同業者のホステスさん相手にも商売する事があるので朝6時頃まで仕事がある。
けっこう朝早い仕事なのだ。
もう、この時間はすずさんは寝ているから、ばれないように眠りを覚まさないように、そっと玄関の方へ向かうと
すずさんが仁王立ちで立ちふさがっていた。
「す、すずさん・・・どうしておきてるの?」
いつもなら十時にはねているのに起きている事にびっくりしてしまった。
「明日休みだからよってか休みをもらったのよ」
「そ、そうなんだ・・・」
「こんやも、ホストクラブへバイト?」
「な、なんで知ってるの?」
「ふ・・あんたって馬鹿がつくほど正直ね」
呆れた溜息を吐くすずさん。
思わず僕は俯いてしまうすずさんの顔をまともに見られない。
やばい、すずさんにはこの仕事はダメだって言われると思ったから言わないでいた。
それも罪悪感になっていてすずさんとの会話に少しぎくしゃく感が影響していた。
ホストクラブで調理だけの仕事アルバイトしていると言えど未成年で働かせている保護者としては遺憾だろう。
すずさんがこちらへと近づく気配があって、頭上にすずさんの手を感じる。
思わず殺られる(脳天チョップ)とおもったけれど、優しく頭をなでられた。
「そんなに・・・がんばらなくてもいいのよ」
思わずすずさんの顔を見ると悲しそうな辛そうな顔をしている。
僕の心もすずさんと同じ気持ちになって悲しくなるそして心配になる
「すずさん?どうしたの?何か悲しい事あるの?」
僕の頭を撫でている手を思わずとって胸の前でギュッと優しく握った。
その行動にすずさんの顔は赤くなってそっぽを向きながら
「べ、べつに・・・そんなんじゃないけど。とにかく体が辛くなるほど頑張らなくていいてこと言いたかったの。」
今度はすずさんが僕の顔を見ない。
「でも頑張らないとすずさんを安心させてあげられないから、僕は行くよバイトに・・・」
何時もぎりぎり出勤だからもう行かなきゃ、紫さん一人に厨房を任せることになってしまう。
すずさんの体をそっと押しのけて急いで外へ出ていこうとしたらすずさんが僕のトレーナーの帽子を思いっきり引っ張り首が閉まる。
「くっ!すずさん?僕急いでいかないと」
「行かないでっ!」
顔を伏せたまま泣き声交じりにそういうすずさんの声に何かに胸を突き刺された。
「今・・・とても不安なの・・・とても・・・」
「すずさん?」
床にすずさんの涙が一滴ぽたりと落ちた。
慌てて僕はすずさんのもとへかけより顔を覗き込むように慰めようとする。
だけど、いやいやする子供のように僕を拒否して涙をふく。
「私・・カイトがいるから仕事が好きになったの・・・」
ぽつりとけれどはっきりとすずさんは口にする。
「カイトが家にいるから頑張って仕事をする事が出来るって気がついたの」
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