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佐井花烏月(さいかうづき)
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性別:
女性
職業:
一応漫画家?
趣味:
漫画を描く事
自己紹介:
佐井花烏月(さいかうづき)ともうします。
ここのブログでは
イラスト付童話や小説を制作していこうと思ってます。
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2012/08/24 (Fri)
すずにひもシリーズ
「そんなにへとへとになるまですずの為に働いてるって分かってるんだったら一発やらせてやれよ」
ホストの格好をして人を引き付ける品のある美貌を持つ光は悪びれることなく私を責めるように品のかけらもない言葉をい放つ。
腹が立ち、腹部に拳を遠慮うなく一発入れてやった。
「こんな風に・・・?」
光はその場にうずくまり、ううっ・・・と痛さに耐えるために無口になった。
「そういう問題じゃないのよ!」
「そういう問題だろう!?子供を安心して作れる環境の為にカイトのやつガンバてるんだからさ」
光は腹をさすりながら私のの言葉を否定する。
ホストは口が命、腹に一発だけじゃ黙らせるのは無理か・・・
しかもストレートに図星を付いているからこちらが黙る事になる。
「工場の仕事もがんばって金溜めて、ここで働いているのは真一郎さんが将来の為に自給をためてもらっているんだとさ」
「私だってお金貯めてるからそんなに頑張らなくてもいいのに…」
一人暮らしだったら余裕にお金を使えていたけれどカイトと二人暮らしで以前のようにお金をためるのも自由に使うの
も正直大変だった。
でもそれは…
「すずは今の仕事好きで働いていて辞めるつもりもないだろう?
いざ出産なんかなったら収入にも困るしもしかしたら路頭に迷う事になるしな。そのための保険だとおもっておけばいいんじゃないか?」
光は客観的に正論を言う。それは私を納得させ安心させるものだったけれど、今は違うのだ。
ケンカしたときは光が言うように将来の為の生活が出来るかが問題だった・・・
「でも…今が問題よ・・・」
私はぼそりと独り言が口に出ていてそれを光は聞き逃さなかった。
「だから、結ばれちまえって言ってんだろ?行きつくところは結局それなんだからさ・・・ごふっ!」
今度は水落に一発入れて黙らせたと言うか気絶させて私はさっさと帰宅することにした。
カイトは少し勘違いしちゃてる・・・
勘違いさせたのは私だけど・・・
いま、私は仕事が楽しいし、好きな仕事にやりがいもある。
今の稼ぎだけで十分一人で暮らせていけた、
でもカイトと暮らして正直きつい事もあるけれど自分の自由のお金を減らせばいいだけ・・・
そして、今はカイトがいるから仕事を更に頑張れる。
なのに・・・
仕事から帰るとまた、ゴミ袋につっぷするように倒れていて、そんなカイトを背負って布団に寝かせる日々。
なんだか、寂しい
悲しい
虚しいな…
そうおもうと、ポロリと一粒の涙がカイトの寝顔に落ちた。
すずさん・・・
すずさん・・・泣いてるの…
どうして…
僕がんばってるよすずさんと幸せになれるように仕事がんばってる。
正直仕事するのはたのしい。
家にこもっているより動いてその分お金になることが楽しい。
でもね、でもねこの楽しさは未来を考えるから
すずさんとの幸せの未来を思うから・・・
なのになんで泣いているのそんな悲しい顔・・・・
しないで・・・
ぶるぶるぶるとポケットの中の携帯の振動が鳴る。
もう仕事に行く時間だ・・・
ホストの格好をして人を引き付ける品のある美貌を持つ光は悪びれることなく私を責めるように品のかけらもない言葉をい放つ。
腹が立ち、腹部に拳を遠慮うなく一発入れてやった。
「こんな風に・・・?」
光はその場にうずくまり、ううっ・・・と痛さに耐えるために無口になった。
「そういう問題じゃないのよ!」
「そういう問題だろう!?子供を安心して作れる環境の為にカイトのやつガンバてるんだからさ」
光は腹をさすりながら私のの言葉を否定する。
ホストは口が命、腹に一発だけじゃ黙らせるのは無理か・・・
しかもストレートに図星を付いているからこちらが黙る事になる。
「工場の仕事もがんばって金溜めて、ここで働いているのは真一郎さんが将来の為に自給をためてもらっているんだとさ」
「私だってお金貯めてるからそんなに頑張らなくてもいいのに…」
一人暮らしだったら余裕にお金を使えていたけれどカイトと二人暮らしで以前のようにお金をためるのも自由に使うの
も正直大変だった。
でもそれは…
「すずは今の仕事好きで働いていて辞めるつもりもないだろう?
いざ出産なんかなったら収入にも困るしもしかしたら路頭に迷う事になるしな。そのための保険だとおもっておけばいいんじゃないか?」
光は客観的に正論を言う。それは私を納得させ安心させるものだったけれど、今は違うのだ。
ケンカしたときは光が言うように将来の為の生活が出来るかが問題だった・・・
「でも…今が問題よ・・・」
私はぼそりと独り言が口に出ていてそれを光は聞き逃さなかった。
「だから、結ばれちまえって言ってんだろ?行きつくところは結局それなんだからさ・・・ごふっ!」
今度は水落に一発入れて黙らせたと言うか気絶させて私はさっさと帰宅することにした。
カイトは少し勘違いしちゃてる・・・
勘違いさせたのは私だけど・・・
いま、私は仕事が楽しいし、好きな仕事にやりがいもある。
今の稼ぎだけで十分一人で暮らせていけた、
でもカイトと暮らして正直きつい事もあるけれど自分の自由のお金を減らせばいいだけ・・・
そして、今はカイトがいるから仕事を更に頑張れる。
なのに・・・
仕事から帰るとまた、ゴミ袋につっぷするように倒れていて、そんなカイトを背負って布団に寝かせる日々。
なんだか、寂しい
悲しい
虚しいな…
そうおもうと、ポロリと一粒の涙がカイトの寝顔に落ちた。
すずさん・・・
すずさん・・・泣いてるの…
どうして…
僕がんばってるよすずさんと幸せになれるように仕事がんばってる。
正直仕事するのはたのしい。
家にこもっているより動いてその分お金になることが楽しい。
でもね、でもねこの楽しさは未来を考えるから
すずさんとの幸せの未来を思うから・・・
なのになんで泣いているのそんな悲しい顔・・・・
しないで・・・
ぶるぶるぶるとポケットの中の携帯の振動が鳴る。
もう仕事に行く時間だ・・・
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